春がやってきました。3月です。気温も少しずつあがり、移動性高気圧に覆われ、晴れの確立が高くなる季節です。年間で最も積雪量の多いこの時期だからこそ、谷川岳のすごさを満喫できるのです。さあ、3月の谷川岳に足を運んでみませんか?
3月に見に行くべき理由
3月谷川岳の一ノ倉沢の岸壁が特別な景色を見せてくれます。この季節に訪れることでしか見ることができない光景が、多くの人々を魅了しています。
一ノ倉沢の岸壁は、岩肌に積もった雪が美しい景色を創り出します。冬の日差しの中、真っ白に輝く雪と大きな岩壁のコントラストが、圧倒的な美しさを生み出します。特に、早朝や夕暮れ時には、雪化粧した岸壁が、美しいオレンジ色やピンク色に染まる光景を見ることができます。
この時期は、訪れる人も少なく、静かで穏やかな雰囲気が漂います。寒さに備えて十分な装備を準備し、心地よい雪山の世界を楽しむことができます。1~2月の厳冬期に比べ移動性高気圧に覆われ、晴れる確率が高く、気温もあがり、歩いていると汗ばむ陽気の日が多くなります。
しかしながら、アクセスが難しく、安全面にも注意が必要です。特にマチガ沢等を越えなければならないので、経験豊富で地形を熟知したガイドの方がついたツアーをおすすめします。
3月に注意すべきポイント
まず、雪崩に関してですが、3月は発生しやすい時期です。特に、気温の上昇や降雪など、天候の変化が激しい時期には、雪崩のリスクが高まります。谷川岳方面からの雪崩には注意が必要です。登山前には、雪崩情報をしっかりと確認し、ルート選びやスケジュールの調整を行いましょう。
次に、沢の渡渉についてです。谷川岳には、多くの沢が流れています。そのため、登山中には沢の渡渉が必要になることがあります。特に、3月は雪解けが進んでおり、沢の水量が増えている時期でもあります。沢の流れが速くなっている場合や、水温が低い場合には、渡渉による事故が起こりやすいため、安全対策をしっかりと講じるようにしましょう。また、湯檜曽川の上を歩いていることを忘れないようにしましょう。木が出ているところは土の上、出ていないところは川の上かもしれないという意識も持ったほうがよいでしょう。
最後に、天気についてです。3月は気温の上昇に伴い、天気が不安定になりやすい季節です。晴天が続く日もあれば、急な雨や雪が降ることもあります。天候の急変に備えて、適切な装備を持って行くようにしましょう。一ノ倉沢を見るのが目的であれば、晴れ以外の日はおすすめできません。3月とはいえ、冬山です。谷川岳の冬は本当に厳しいからです。
水上山岳ガイド協会の一ノ倉スノーシュートレッキング
周りに経験者がいない場合は、スノーシュートレッキングツアーに参加するのがよいでしょう。下記は、みなかみ山岳ガイド協会が主催しているツアーです。
□開催日時
2023年1月14日(土)~3月19日(月)土日祝日開催
□集合場所
谷川岳ドライブイン 午前9:30集合
□コース(全長約8km 初級~中級者向き)
【谷川岳ドライブイン(9:30)⇔土合橋(スノーシュー着用)⇔マチガ沢出合⇔一ノ倉沢出合】
往路を戻りドライブイン(14:30頃)到着予定
□参加費
大人7,000円(スノーシュー・ストックレンタル料・保険含) 小学生(5年生以上)6,500円
※スノーシューご持参の方は500円引き
※スノーブーツのみのレンタル(500円)有
□募集人員
1日あたり20名(最少催行人数2名)
□お問い合わせ・申込先
0278-62-0401(みなかみ町観光協会)
その他トレッキングツアー
水上には、たくさんのアウトドア会社があります。下記もおすすめです。
カッパCLUB:スノーシュー1日ツア−9,500円〜
マックス:スノーシュー半日ツアー5,500円〜
DEEP NATURE :スノーシュー半日ツアー4,500円〜
水上山岳ガイド協会のツアーと比べて何が違う?
・半日コースがあるので、体験ができる
・平日もツアーの設定あり
・ツアーの写真を無料で提供
・水上駅、上毛高原駅から送迎をしてくれる
・クレジットカード、PAYPAYで支払い可能
但し、1日コースは当日のコンディションで行き先を決めるため、一ノ倉沢とは限らないので注意です。
下記記事も参考にどうぞ!
さあ、早春の谷川岳、3月の谷川岳です。3月の谷川岳は、一番のおすすめです。是非、谷川ブルーを狙って、訪れてみてください。晴れの日まであきらめず、何度でもお越しください。
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