【谷川岳が舞台】 男の生き様を描いたおすすめ映画”クライマーズハイ”

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お盆の時期になると、必ず見る映画があります。「クライマーズハイ」です。新聞記者が日航機墜落事故の取材を描いた映画ですが、その男の生き様を描いた作品は心に響きます。土合駅から始まる最初のシーンも印象的です。谷川を愛する方は、何度見ても感動です。

『クライマーズ・ハイ』は、横山秀夫の小説です。彼が記者だった時代に起きた日本航空123便墜落事故をもとにつくられています。数々の賞を受賞した傑作ともいえる作品です。その後、ドラマや映画化がされました。

「クライマーズ・ハイ」とは、登山者の興奮状態が極限まで達し、恐怖感が麻痺してしまう状態のことである。谷川岳一ノ倉沢の岸壁も物ともせず、登頂してしまうことでなのです。
 映画「クライマーズハイ」は、1985年8月12日に発生した日本航空123便墜落事故を題材にした作品です。この事故は、日本の航空史上最悪の惨事として記憶されており、乗客乗員524人中4人を除く全員が亡くなりました 。この映画は、横山秀夫の同名小説を原田眞人監督が映画化したもので、2008年7月に公開されました 。

映画の主人公は、地方新聞社「北関東新聞」の記者・悠木(堤真一)です。彼は、登山が趣味で、販売部門の友人・安西と谷川岳に挑戦する計画を立てています。しかし、その前日に日航機墜落事故が発生し、悠木は現場取材に向かうことになります。彼は、同僚の編集長、カメラマン、新人記者とともに、事故現場へと向かいます。一方、安西は、悠木に代わって谷川岳に登ることになります。

 映画では、悠木たちが事故現場に到着するまでの過程や、事故の真相に迫る姿を描いています 。彼らは、政府や航空会社の隠蔽工作や情報操作に直面しながらも、事故原因や生存者の可能性などを探っていきます 。また、彼らは、事故で亡くなった人々やその遺族の姿や思いにも触れていきます 。映画は、事故から10日後に発行された「北関東新聞」の特集記事をもって終わります。 

映画の冒頭は、谷川岳の麓「土合駅」から始まります。主人公の悠木が登山が趣味で、販売部門の友人・安西と谷川岳に挑戦するシーンがあります 。このシーンは、悠木の性格や登山への情熱を表現しています 。悠木は、自分の信念を貫くためには、危険を冒しても構わないという姿勢を持っています 。安西は、悠木に対して尊敬と嫉妬の入り混じった感情を抱いています 。二人の関係は、映画の重要な要素の一つです 。

 映画「クライマーズハイ」は、谷川岳を舞台にした作品としてだけでなく、日本の社会やメディアについても考えさせられる作品です 。この映画は、事故当時の政治や経済の状況や、報道機関や記者倫理の問題などを描いています 。また、事故で亡くなった人々やその遺族の姿や思いにも深く切り込んでいます 。この映画は、事実とフィクションを巧みに織り交ぜながらも、事故の真実や意義に迫ろうとする姿勢を貫いています 。

 この映画は、多くの観客や批評家から高い評価を受けており 、2008年度の日本アカデミー賞では最優秀作品賞を含む8部門で受賞しました 。私自身もこの映画を観て感動しました。この映画は、登山や航空事故に興味がある人だけでなく、人間ドラマや社会派作品が好きな人にもおすすめです。

『クライマーズ ハイ』の動画とキャスト

『クライマーズ ハイ』はNHKドラマとしても放送

この映画は、谷川岳という美しい自然と人間という脆い存在との関係を描き出しています。この映画を観ることで、私たちは自分自身や社会についても考え直すきっかけを得ることができるでしょう。是非、ご覧ください。

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